TENEBRAE 連載コラム
COLUMN

『シナリオ担当I川のホラーよもやま話』Vol.6
「TENEBRAE発売記念よもやま話」

ども、シナリオ担当のI 川でございます。
いやあ、早いもので、気がつけば、8月も終わりですね。
来週から二学期が始まる、という方も結構いらっしゃると思いますが、
新学期の準備は、もうできていますか?
自分は学校に通っていた頃は、宿題や課題をぎりぎりまで溜めてしまい、
毎年この時期になると修羅場モードに……。
……すみません、またまた話題がそれてしまいました。

さて、ついに本日発売となりました、『闇からのいざない TENEBRAE Ⅰ』!!
すでにプレイされている方もいらっしゃると思いますが、手応えの程は如何でしょうか?
今回は『TNENBRAE Ⅰ』の制作裏話や見所について、紹介して参りたいと思います。


その1.最初はタイムスリップものだった!?

シナリオ中に登場しますキーアイテム、『事象変換器』。
企画当初は”時間を巻き戻す”装置、という設定でした。
そもそも、この企画を思いつくきっかけとなったのが、”ゲームブック”のプレイ体験でした。
”ゲームブック”というのは、家庭用ゲーム機が今のように普及する以前にブームとなった、 『選択肢のある小説本』です。現在におけるノベルゲームの走りのようなものですね。
紙媒体のゲームブックと、コンピュータソフトであるノベルゲーム、勿論、違いは多々ありますが、
最大の相違点として、ゲームブックでは”先読み”というインチキが可能、と言う事が上げられるでしょう。
ノベルゲームと違い、ゲームブックでは選択肢の先を読んでから決定する、
ということが出来てしまう訳です。
勿論、そんなことをしてしまえばゲームとしての面白味は半減してしまうのですが、
特に緊迫した場面での選択肢ともなると、ついついその誘惑に負けてしまうんですよね。
その、”先読み”できるゲームブックの特性を再現しようと考えたのが、この設定を考えたきっかけでした。
当初の予定では、選択肢を選んだ先の展開を見て、もう一度選択肢に戻って選びなおすことが出来る、
というシステムを検討していたのですが……シナリオの設定と構成を変更するに伴い、『事象変換器』システムに落ち着いたのでした。
もし、当初の設定がそのまま採用されていたら……
ストーリーの展開は大きく違ったものになっていたかも知れません。

その2.犬上征爾は映画マニア!?

主人公、犬上征爾が自称コーヒー通なのはシナリオ中でもはっきりと語られていますが、
他にも彼にはいくつかこだわりの趣味があったりします。
その趣味のひとつが映画鑑賞。
それも古典作品と呼ばれるような、古い映画を好んで観るタイプだったりします。
皆さん、お気づきになりましたでしょうか?
劇中で犬上が映画をネタにしたセリフを言う場面が2箇所あります。
ひとつは1967年のアメリカ映画、『俺たちに明日はない』。
実在した銀行強盗カップル、ボニーアンドクライドの出会いから死までを描いた、有名な作品です。
もうひとつのシーンで語られたのは、1979年のソビエト映画『ストーカー』です。
ストルガツキー兄弟のSF小説をアンドレイ・タルコフスキー監督が映画化したこの作品、
ゲームファンの方にはウクライナのゲームメーカーが開発したFPS『S.T.A.L.K.E.R』のモチーフと なった映画作品として、ご存知の方も多いかも知れませんね。
犬上がどこで、どんなシチュエーションでそれらの映画をネタにしたのか……?
それは是非、実際にプレイして探してみてくださいね。
それにしても、犬上のネタ振りにさらっと応える薫さんや美咲も、やっぱり映画マニア……?

その3.真の謎解きの鍵は、2周目以降に!?

TENEBRAEはルート分岐あり、しかもマルチエンディングですので、
2回、3回と遊んでも、新たな展開を楽しむことができます。
更に、2周目以降のプレイにはストーリーの謎解きにとって重要なある仕掛けが……。
なんと、とある選択肢での結果によって、犬上征爾以外の登場人物の視点から見たストーリーを
辿るルートが出現するのです!!
しかも、そのルートでは、不可解な事件の背後にいる意外な黒幕に関する重要なヒントも……?
1周しただけでは解き明かすことのできない事件の謎。
是非、2周目以降もプレイして、その謎を解く手がかりを見つけ出してみてください。


さて、次回は『電波と電話のコワイ話』。
『UVB-76』や『ワイオミングインシデント』と言った、テレビ・ラジオにまつわる都市伝説や、
『貞子の電話』や『メリーさん』など、電話に関するコワい話を紹介する予定です。

それではまた、お会いしましょう。

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