A.僕が担当した酒生篤くんは23歳ということで、主な登場人物の
中でもちょっと年上なんです。そんな“お兄ちゃん”ならではのエピ
ソードが多かった気がしますね。
ただ“お兄ちゃん”と言っても、ずっとリーダーシップをとっている
というわけではなく、時には“お父さん”のような大らかな優しさが
見えたり、時には年長者であるがゆえの葛藤を覗かせたりと、いろ
いろな面があったように思います。
そんなふうに、『年上のお兄さん』と一口では表現できない彼のさ
まざまな表情が、メインで登場する第5巻と、サブで登場する第4巻
それぞれで描かれていました。





A.前掛けをしている姿がとても爽やかだなあと思いました。あ、
エプロンじゃないですよ。篤くんがつけているのは前掛けです(笑)。
皆さんにも、まずはこの前掛けにドーンと入っている“酒生”の文字に
ご注目頂きたいです(笑)。
彼は、登場人物の中で一番完成されているキャラクターという気が
します。物事を俯瞰で捉えているというんでしょうか……演じる時
にはそこが“みんなをまとめる”という印象にならなければいいなと
考えていました。『なかしょー』メンバーはきっと、まとまりきら
ないほうが面白いと思うので(笑)。あくまで“そこに居る人”とい
うような雰囲気になるよう心がけました。