A.作品のテーマにもなっている“商店街”というのは、地域に根
差した生活の雰囲気が感じられる場所ですよね。“ご近所さん”よ
りも近しい関係として町ぐるみで支え合い、助け合って生きていけ
るというのはすごく魅力的だなと思います。
僕の地元には商店街らしい商店街がなかったので、地域単位でみん
なが仲良しという暮らしに憧れを抱きながら収録させて頂きました。





A.麻咲くんのイラストを見た時の第一印象は、「リュック落ちて
ない? 危ないよ?」でした(笑)。でも僕もなで肩なので、リュ
ックのひもがすぐ落ちちゃうのはわかるなあと(笑)。
彼は見た目からして柔和な雰囲気が漂っていると思うんですが、自
分の中で流れる時間というのがとても穏やかな人なのかなというの
が最初の印象でした。浮世離れしているとまではいかなくても、周
囲よりもゆるやかな時間の中で生きているというか……。それは決
して何かを取り繕うためにそうしているとかではなくて、彼が過去
に経験したことが影響している部分だと思うんですけど、麻咲くん
として実際に声を発していくうちに、そういった表面的なところだ
けではなく、『自分から何かを強く求めることが苦手』という彼の
内面を強く実感しました。僕自身もそういう部分があるかもしれな
いと感じて、なんとなく共感した点でもありますね。